こんにちは。ほしのはやしです。
今回は「GPTなどの大規模言語モデル(LLM)とPubMed、どちらで論文検索をすべきか?」という疑問にお答えする記事です。
特に医学・生物系の研究者や学生の方は、論文検索に時間をいかに効率化するかが大事ですよね。
最近はGPTやPerplexityといったAIツールが登場し、便利そうに見える一方で、「正確性は大丈夫?」「ちゃんと網羅してるの?」と不安になる方も多いはず。
このページでは、GPTとPubMedの特徴・利点・使い分け方法をわかりやすく解説し、最後におすすめの活用法を紹介します!
結論:両方を使い分けるのが最適!
結論から言うと、論文検索にはGPTなどのLLMと、PubMedなどの従来型検索を組み合わせて使うのがベストです(笑)
それぞれの強みを活かすことで、効率よく、しかも正確な情報を得ることができます。
以下に詳しい強みについて解説していきます!
PubMedの強みとは?
網羅性と正確性
PubMedは米国国立医学図書館(NLM)が提供する信頼性の高い論文検索エンジンです。
MeSH(Medical Subject Headings)による厳密なキーワード管理により、一次情報に確実にアクセス可能です。
出典の信頼性
DOIやジャーナル、著者情報が明確に表示され、引用に必要な情報がすべて揃っています。
検索の再現性
検索式(Search String)を共有すれば、誰でも同じ検索結果を得られます。研究レビューやメタ解析に必須の特性です。
GPTやPerplexityの強みとは?
柔軟な質問対応
「あいまいな疑問」や「文脈ベースの検索」が可能です。
たとえば、「肥満と糖尿病両方に効果がある薬は?」 という曖昧な質問でも、GPTなら文脈をくみ取って答えてくれます。
論文要約・比較が得意
数本の論文を読んで要点をまとめるのは大変。
GPTなら短時間でポイントを整理できます。
トピックの初期調査に向いている
研究の初期段階で、「何がわかっていて、何が未解決か?」を調べるときに便利です。
どう使い分けるべきか?
目的 | 最適な手法 | 理由 |
---|---|---|
論文を正確に引用したい | PubMed | 出典・ジャーナル情報が揃っている |
文献を網羅的に集めたい | PubMed | 正確で再現性の高い検索が可能 |
仮説を立てたい・リサーチの方向性を探りたい | GPT | 柔軟な質問対応でアイデアを引き出せる |
論文の内容をざっくり把握したい | GPT | 要約・比較が得意 |
おすすめの活用ステップ
ここでは私が実際に使っている方法についてご紹介します。
Step 1:GPTで概要・キーワードを把握
テーマの方向性や適切な検索語を考えるために、まずGPTで概要をつかみます。
Step 2:PubMedで信頼できる論文を検索
MeSHや検索式を用いて、PubMedで信頼できる論文を収集します。
Step 3:GPTで論文の要約・比較を実施
収集した論文の要点や違いをGPTで要約し、効率的に内容を理解します。

AIで何でも論文引っ張ってこれると思ってたのに・・・



そういう使い方はまだまだ出来なさそうやでな。けど、要約能力はタイパ最強やから、1ヶ月だけplus契約してPubMedで調べた論文ぶっこんで、流れだけ適当に日本語で書いて英語で出力させるのがオススメやで!
まとめ:GPTは補助、PubMedは公式ルート
GPTとPubMedの強みを元に、どういう使い方が良いかご紹介しました。
GPTやPerplexityは便利なツールですが、信頼性が完全ではないため、必ずPubMedでの裏取りが必要です。
逆に、PubMedだけでは柔軟な検索が難しいため、GPTでの仮説生成や要約と組み合わせることで最大限の効果が得られます。
この情報が皆様のお役に立てたなら幸いです。
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